GIFA 郡上八幡国際友好協会

郡上八幡国際友好協会設立20周年記念事業

- 設立二十周年を迎えて -

郡上八幡国際友好協会会長 鷲見幸彦

 設立年の1989年(平成元年)は、世界では東欧革命~東西冷戦の終結と天安門事件があり、日本国内はバブルの絶頂期で、 ノートパソコンやゲームボーイが登場した年です。
 その後はご承知のように9・11を契機とした中東での戦争があり、IT革命やグローバル化が進行し、世界同時不況を経て 多極化の時代を迎えています。他方では環境保護が大きな課題になっています。国内ではバブルが崩壊し、高齢化と人口減少の 時代を迎えています。
 私たちの友好協会の活動はこうした激動する時代を背景にした20年でした。
 最初の事業は北米の日本語専攻の学生を対象とした夏期日本語講座の開設と2ヶ月間に及ぶホームステイによる受入でした。 そして96年からは岐阜大学サマースクール学生の最初の受入れが始まり現在も続いています。また岐阜世界青年友の会との 協力関係が始まったのもこの頃です。世界各地の青少年や学生を郡上八幡に受け入れる活動を継続し2001年には、 国の留学生受入制度開始100周年を記念する事業で文部科学大臣表彰を授与されました。21世紀に入ってからは、 友好協会の活動の柱として「国際理解」「国際交流」に加えて「国際貢献」が据えられるようになります。さらに3~4年前から 「多文化共生」が新しい大きな柱となってきていることをご報告しなければなりません。20周年記念事業の中で行った「作文」や 「ディスカッション」も多文化共生と係わるものです。
 私たちの活動は小さなものですが、地域にしっかり根を張って青少年との接点を増やし、活動を通した人材の育成と地域の 活性化に貢献できればと願っています。また増加しつつある在住外国人が地域を共に支える仲間として活躍できるように日本語や 日本文化教室、相互理解を深めるための事業を推進していく所存です。そのためにも郡上市国際交流推進協議会でのパートナーである 白鳥町国際交流協会や美並国際交流を推進する会をはじめとする市内の各種団体との相互協力、行政との協業関係を深めていきます。 一方でここ2年間にインドネシアの高校生、モンゴルの中学生、ベトナムの高校生達を日本国際交流センターから受け入れ、 ホームステイ型の郡上滞在の中で、市内小中高等学校での同世代交流を行いました。そこで日本の青少年と親睦を深めるとともに、 学校生活や家庭での日常生活を経験し、郡上の自然や文化に触れ、より日本への理解と関心を深めてもらいました。 こうした海外からの青少年や、留学生の受入は設立当初からの活動ですが、以前は少なかったアジア各国からの受入を増やし、 郡上の青少年たちが異文化交流を体験する機会をより多くしたいと考えています。
 さて再び世界に目を移すといまだ飢餓や貧困、戦禍や疾病は無くなっていません。水や資源などをめぐる争いも収まる気配を 見せていません。国内でも経済格差が拡大し貧困率も増大しています。しかし私たちは、国家・民族・宗教・文化の違いを越え、 世界の人々との交流を通して相互理解と協調を深めたい…「国際交流の和を広げよう」という先達からの熱い思いを後へ繋ぎたいと 願っています。より良い郡上とより良き世界の明日を目指し皆様とともに邁進する所存です。ここに至るまでの20年間の活動を お支えくださった多くの市民、個人・法人会員の皆さん。多数の留学生らのホームステイを引き受けていただいたホストファミリーの皆さん。 関係各位の方々に深く感謝御礼申し上げるとともに、より一層のご指導、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。